世界をだました男の物語

嘘と詐欺を考える

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンという作品

アメリカン・ハッスルのように実話を題材にした映画はたくさん存在しています。こちらの作品も公開当初はアカデミー賞候補最有力と呼ばれていましたが、残念ながらノミネート止まりだったのも知られている。地味に話題があっただけに惜しい結果になってしまったと言われているが、話題があるだけマシだろうと個人的には思う。ただやはり衝撃的なのが詐欺師が活躍する、それこそ警察と協力してというのはアメリカにすれば驚く話ではないかもしれませんが、日本にすればあまり聞く話ではありません。

しかしメル・ワインバーグのようにFBIなどに協力をしたことのある詐欺師は他にもいます。彼よりも能力的に見れば優れており、その観察眼は何と現在も協力を要請されるほどと言われるほど著名な人物にまでなっていた。そんな人物を題材にした映画も制作されている。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、2002年に公開された作品でこちらもまた当時はかなり高い話題を伴っていた。

大物2人がタッグを汲んだ実話

この作品、公開が2002年という。今から14年も前の話だ、この頃はまだ何も世間のことを考えないで頭のなか空っぽで暮らしていたなぁということを思い出しつつ、作品について考えてみる。まだこの頃はそれなりにテレビを視ていた方なので、筆者としてもCMを見たことがある。ただ映画はほとんど見なかったのであまり詳しくなかったが、主演を務めている2人は流石に知っていた。今ではすっかりハリウッド俳優としてその地位を不動のものとしている、『レオナルド・デカプリオ』と『トム・ハンクス』が担当しています。

これだけでも相当気合が入っているのが見て取れる、ただ配役的な事を当時は気にもしなかったのでスルーしてしまった。もう少し洋画に興味を示しても良かったかもしれないと思いつつ、では今から知っていこうということであらすじを見てみよう。

あらすじ

1963年、日本が特需により経済基盤を立てなおしている最中のアメリカはニューヨークにてその男は行動を始める。16歳の少年、『フランク・アバグネイル・ジュニア』は両親が離婚をしてしまい、ショックから家を飛び出してしまう。しかし経済力のない年端もいかない子供ではまともな生活をしていくことは叶わない。そんな子供が生き抜くためには誰かを騙すしかなかった。やがて少年は小切手詐欺を思いつき、その詐欺をする上で必要になるパイロットの制服も偶然入手する。道具一式を手に入れたフランクは小切手片手に人々を騙し、そして制服を着ているため怪しまれずに提携する航空会社の飛行機に乗り、タダで世界中を飛び回った

そんな生活を繰り返していたフランクの行動に、FBIに目をつけられてベテラン捜査官である『カール・ハンラティ』が小切手詐欺の犯人の行方を追っていた。中々足取りが掴めないカールを尻目に、フランクは偶然知り合った新米看護師であるブレンダに一目惚れをし、彼女の職場で働くために小児科医として扮する。その後彼女と付き合い始めたフランクは彼女の父が検事であると知ると今度は弁護士に成りすまし、彼女の父が経営する法律事務所に勤め始める。

あらゆる仮面を手に入れてブレンダとも遂に婚約を結ぼうとするパーティーにおいて、カールらFBIもまたやっとフランクを見つけて確保へと動き出した。フランクはブレンダに全ての事実を告げて逃げる、彼女が信じてくれるとの事だった。けれどブレンダは自分を騙していた男を助けるほど甘い女ではなく、行き先をFBIに告げてフランクは逮捕されてしまう。

しかしフランクに待っていたのは、FBIからの司法取引だった。小切手詐欺を行っていた彼は偽造小切手を見極める能力に優れており、それを無碍にするには惜しい人材として免罪を武器にFBIで働くことを強要され、それに了承する。

嘘のようなホントの話

あらすじを紹介しましたが、この話もまた実話に基づいたストーリーとなっている。ストーリー中にて展開される演出の一部は誇張されている部分もありますが、実際に起こった出来事を忠実に再現しています。アメリカン・ハッスルでも大概だが、このキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの主人公である『フランク・W・アバグネイル・ジュニア』については大胆不敵という言葉が似合います。作中ではパイロットの制服を武器にして詐欺を行い、それはアメリカだけでなく世界各地にて行われていた。足取りを追えないようにするためかどうかは定かではないが、非常に狡猾な手口だ。

犯行開始から実に数年もの間、FBIなどの捜査に掛からなかったのが良い証拠でしょう。

主人公は実在、捜査官は架空の人物

この作品の主人公であるフランク・アバグネイルという人物は実在している、そして現在も生きている。壮年の男性になっているが、それに対して劇中でカールと名乗る捜査官については架空の人物となっている。ただカールなる人物こそいませんでしたが、フランクを逮捕する、あるいは更正させようとした複数の人々をモデルにして作られた複合的架空人物だ。

名優が集った作品

主演のディカプリオやトム・ハンクスなどもそうだが、この作品には他にも『マーティン・シーン』や『ナタリー・バイ』、またこの作品でディカプリオに見出されて映画デビューを果たした『エイミー・アダムス』といった第一線で活躍している男優・女優が数多く出演している。それだけ話題性に富んだ作品で、日本でも豪華な前触れに多くの人が歓喜した。

面白く無いはずがない、その一言だ。

詐欺ではありません

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