実際にあったアブスキャム事件

嘘と詐欺を考える

流石に誇張されている

実際に起こったスキャンダラスな事件を題材にしたアメリカン・ハッスルだが、その内容は必ずしも実話をメインにおいてこそいる。ですが時折飛び出す娯楽要素満点で、普通囮捜査だったらこんな展開ありえないだろうといった内容については流石に誇張が為されています。勘違いする人も多いとのことだが、劇中で繰り広げられているびっくり仰天で抜本的すぎる捜査など行われるはずもない。逆にやっていたら、実はFBIって捜査を軽んじているのではといった風評被害も出かねないはずだ。まず面白そうだから自分たちもFBIに入れるよう頑張ろうといった、そんな展開を期待するほうが無理があります。

現実に起こった詐欺事件、確かに詐欺師を囮にして不正を明るみにするやり方は正しかった。ただ物事が突如として驚天動地の急展開を見せるといった、そんなドラマ仕立ての展開などあるはずもない。作中、突如として現れた詐欺師の妻が捜査を撹乱して場を乱すといった事態など起こるはずもありません。別の意味で修羅場なのは間違いありませんが、それはそれとしてもだ。

アメリカン・ハッスルの元となった事件は『アブスキャム事件』と言われているもので、政治家たちによる不正が明らかにされた事件となっています。では実際どんな事件だったのか、その点を少し紐解いてみよう。

実際の事件として

アブスキャム事件では政治家達によるカジノを巡って汚職事件を暴くため、詐欺師を利用した物だ。その点については変わりなく、また主人公とその愛人についても実際にいた人物がモデルとなっています。アーヴィングは『メル・ワインバーグ』なる詐欺師を元にして作られ、シドニーもメルの愛人だった『イヴリン・ナイト』がベースとなっている。ここでこぼれ話で面白いのが、監督を務めた『デヴィッド・O・ラッセル』はメルと実際にあっており、仕草や喋り方はもちろん体型やハゲ頭加減などを真似した。

なので実際に劇中でのアーヴィングは実在した人物を忠実に再現していて、その姿のままで政治家たちを騙して不正を明らかにしていったという。斬新な物語性と言えますが、物語の展開については何処かコメディ調も内含されているので、全部が全部正しくはありません。

また実際に起こった史実を考えても、実は1人不遇の結末を辿っていた人がいた。誰かといえばアーヴィングことメルの奥さんでもあった『マリー』という女性がモデルになっています。このマリーが作中での『ロザリン・ローゼンフェルド』だ。何が違うのかというと、このマリーという女性は劇中と史実ではその結末は全く異なっているからだ。

マリーという女性の行く末

実際にメルと不倫関係にあったイヴリンに悩まされていたマリー、結論からいうと彼女は大手柄を挙げたメルと離婚した2年後に自殺をしてしまうのです。劇中でのラストで愛人を選んだ夫と別れるにあたって多額の手切れ金とともに、彼女自身としても納得がいく結末を迎えていた。どうして改変したのかというと、最後の最後で史実同様に殺してしまうのは惜しいという意見に集約したとのこと。

そのため死亡してしまったが、マリーことロザリンには幸せになってもらいたいとした制作陣からの意図が隠されています。悲劇を喜劇とするのは行けないというが、重すぎる結末を迎えるよりかはハッピーエンドにしたかったのでしょう。

一部のいわれようのない噂

ただ彼女が亡くなった際には、いわれようのない噂もあったほどだという。メルがFBIと協力して一大スキャンダルを世に公開した功績として、罪だけでなく正当な対価とも言える金額を提示したととも言われています。それがきっかけで周囲から反論や誹謗中傷が相次ぎ、そんなお金で生活したくないとして精神的に追い詰められた結果が自殺だという説もあるほどだ。

ただその頃にはマリーはメルとの関係が既に終わっていたので、語られるような説が本当あるかどうかは疑問でしょう。

史実はあくまで史実として

アブスキャム事件については事件こそ語られているだけで、実際にどのような方法で不正を明らかにされたかなどについては語られていない。何かしら情報制限をしなければならない理由があるのかもしれませんが、物語的に見ればそこまで派手な展開はなかったことだけは間違いないでしょう。むしろ淡々と事が描かれているだけで、語るにしてもただ平坦な物語になっては意味が無いため、執筆によるフィクション仕立てにする必要があったのです。

リアルに再現されていないとつぶやく人もいるでしょうが、意外とそんなものだ。

詐欺ではありません

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